パルテア

レイモンドは最上階のペントハウスに飾る為の、特別な絵画を探しており、そのためにお金はいくら出しても良いと思っていた。

その時、書斎でギャラリーの設計図面を眺めているレイモンドの携帯電話のベルが鳴った。

電話の主は骨董屋のアレクサンドロからだった、
彼によるとロートレックの未発見の作品があると言う。興味があれば指定の場所に持って行き見せると言う。

事実であれば歴史的発見である。レイモンドは半信半疑ながら、見せて欲しいので建設中のギャラリーエスカルゴに持って来て欲しいと伝えた。

アレクサンドロは、レイモンドに指定された日に、彼の作品を持ってギャラリーエスカルゴを訪れた。

巨大なアトリエのファサードを入り、建物の内側の壁に沿って最上階まで続く長い通路を通ると、そこには豪華なペントハウスがあった。

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